• 広島ジビエレザー財布

    2023.01.17

    みなさん初めまして!カープ球団職員の おHIGE です。

    今回私が商品企画を担当した「広島ジビエレザー財布」を 自らご紹介したく、馳せ参じました。
    みなさまどうぞお見知り置きを。

     

    さて、近年全国的に増加傾向にある鳥獣被害ですが、ここ広島県でも深刻な問題となっているのはみなさまご存知でしょうか?
    特に鹿(ニホンジカ)は農作物や里山などを荒らすことから国内では年間100万頭以上、広島県内でも13,000頭前後が捕獲されています。

    そうして捕獲された鹿の一部は精肉されジビエ肉として流通しますが、その利用される割合は全捕獲数の5%ほど。
    食肉以外の皮や、角などはもっと少ない使用率なのが現状です。

    野生の鹿の皮はそれぞれが育った環境が色濃く反映されるため加工には特に多くの手間と時間がかかっていました。
    しかし、人間が狩猟した鹿なのでその全てを有効活用するべきと、狩猟する東広島ジビエセンターと兵庫県にある革の加工業者がそれぞれ試行錯誤を重ね、やっと出来上がった革が広島ジビエレザーです。

    広島県内でも生息数が増え続けているニホンジカ。

    〈広島ジビエレザー〉は全て罠で捕獲します。

     大迫力の機械が並ぶ“なめし”の工場。ここで試行錯誤が行われました。

    皮から革へ。生きていた時の傷やそれぞれの個体差も〈広島ジビエレザー〉の魅力です。

    今回「広島ジビエレザー財布」の制作を依頼したベルズスクエア(革工房ベルズ)は、いろいろな背景を背負ったこの〈広島ジビエレザー〉を使い、スタイリッシュでシンプルな革製品の製作、販売をしている東広島市の工房です。
    1枚1枚の革の性質を見て、触って、感じて。どのパーツに向いているか、どんな製品にするのがよいか見極め、一つひとつ丹念に手作業。
    ジビエの革は質感も表情も異なり個性がとても強いので、通常の何倍もの手間がかかり大量生産には不向きですが、ベルズスクエアでは頂いた命に感謝しながら製品づくりに取り組んでいます。

     

    BELL’S SQUARE<ベルズスクエア>はメイドイン広島、広島ジビエレザー(鹿革・猪革)革製品の製作販売。

    革製品が並ぶ店内。今回のオリジナル財布のインスピレーションを大いに受けました。

    直営工房の革工房ベルズ。すべて手作業で製作しています。

    カープをイメージした深い赤に染められた鹿一頭分の〈広島ジビエレザー〉。

    この「広島ジビエレザー財布」はまったくの新規デザイン。ベルズスクエア代表の坂木さんと相談しながら各種サンプルとともにイメージを膨らませます。カープをイメージした深く赤い〈広島ジビエレザー〉を活かし、その上で毎日使えるシンプルで便利な財布であることを基本として複数種類をデザインし、その中からルックスと機能のバランスが取れているものを選定しサンプルを作成しました。こうして出来上がったのが、コンパクトでありながらお札10枚程度、硬貨20枚程度、カード5~6枚が余裕で入るたっぷりの収納力を持つ、外装に使用した〈広島ジビエレザー〉がふんわりと実によく手に馴染じむ「広島ジビエレザー財布」なのです。たいへん欲張りな逸品です。

    様々なデザイン案を経て、最終的にはシンプルで使いやすいデザインに
    決定しました。

    最終決定のデザイン。
    この後サンプルを作成して実物を触りながら細かい調整をしていきます。

    広島の紅葉と鹿と笑顔がモチーフの刻印。
    Carpロゴはコラボの証。

    鹿革は特に柔らかいため、熟練の職人の手によって財布へと形作られます。

    それぞれの個性が光る〈広島ジビエレザー〉。
    一つとして同じものはありません。

     

    コンパクトでありながら、収納力はしっかり。妥協なしの多機能財布が完成!

    一つとして同じ表情のない、広島のタフな自然に育まれた〈広島ジビエレザー〉の持つ風合いは病みつきになる心地よさ。手触りを楽しみつつ、肩ひじ張らず、ふとした瞬間に広島や世界の野生動物と人間の共生について思いを馳せる。それはごく自然な未来の農業へのお手伝いにもなるのです。

    「広島ジビエレザー財布」は、1月28日(土)10時00分より受付開始!

    数量限定で、なくなり次第終了となりますので、お早めに!自信作です!

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