• バット型ペッパーミル

    2023.01.25

    2度目のreiです。

     

    私にとって、ゼロから作った初の商品になりました!!

    バット型のペッパーミルがどうやって生まれたのか、

    制作過程をなぞりながら、書いて行きます。

    文章は余りうまくありませんが、思いの丈を書いたので

     

    最後までお付き合いください。

     

     

    いつも新商品を考える時、カープの一員なんだから野球用具でグッズが出来ないか?

    なんて思いながら、世の中にある物で欲しいものを提案し続けていました。

    いつかはゼロから作りたい、、そんな考えも、頭の中のすみっこにありました。

     

    改めて振り返ると、

    きっかけは、アメリカのカルフォルニア州ロサンゼルス!!でした

    夕食で見たコックさんの肉を焼くパフォーマンス….

    長ーいミルをゴリゴリやる姿….!?

    長ーいペッパーミルかぁ??、、完成したら、バカっぽい?

    パンチはあるけど、、広島で売れるのかな?、

    なぁーんて思いながら、とくにメモするわけでもなく、、、帰りました。

     

    何となく頭に残ったのが始まりです。

    日本に帰って、何日も経ってボンヤリ思い出し

    ネットで大型ミルを検索しました。

     

    まあ、そんな都合の良いものはありません、、、。

     

    今思えば、すぐ見つからなかったのも、よかったのかもしれません。

     

    悔しいのもあり、アメリカでは見たから、あるだろう!!

    そこから気合いを入れて探し始めました。

     

    日本のグッズ会社や、キッチン雑貨を作っている会社へ手当たり次第、連絡しました。

    結局、長ーいミルを作っている会社はなく、、バット風のミルもなく

    諦めかけていた頃『本物のバットで作れば?』と上司の一声があり、

    オリジナルの面白いミルを作っている会社に連絡しました。

    しかし、こちらもNGばかり。

    探し始めて1週間が過ぎて、諦めかけた頃、3社だけ

    面白そうだから詳しく話を聞かせてくれないか?と返事を頂きました。

    その1社が今回制作して頂いた、川﨑株式会社 様。

    新潟は通称、燕三条にある川﨑株式会社(ミル部分担当) 様とその木工制作を依頼している、

    神奈川は小田原にある薗部産業(木工加工担当) 様です

    初めてな事が多すぎて教わりながら、疑問点をクリアにしていきました。

     

    【疑問点】

    ・既製品のバット(メイプル)を加工可能か? ・硬い木を加工可能か? 

    ・加工をするための方法、道具の確認

    ・ミルの心臓部と木部との止め方 ・ミルの心臓部の作り ・ミルの衛生面

    ・装飾的加工はどこまでOKか? ・最終的なバットはどんなものが良いか?

    ・木の製品を作る時のルール…など

     

    打ち合わせを重ねて『何とか出来そう、前例も何も無いからやってみないと‥』

    となったので、やっと作ってみて試す事に!!

    ここからは、みんな手探りになりました。

    確認事項としては以下の通り

    1)本物のバットで図面通りに実際に作れるの?

    2)何時間かかるの?制作にかかる費用は??…etc

    各ポジションがバット型ミルを商品として成立する為の確認作業ですね。

    一ヶ月後、試作品が完成しました

    試しにミルを動かした時は、バカバカしいのと、

    形として出来た事がとても嬉しかったのを覚えています。

    完成後の打ち合わせで課題も抱えつつも、時間がないため、

    木工加工は次のステップへ

    作業を進めるため、ロゴの大きさ、場所の試しを入れてもらいました。

    試しに考えられる限りの大きさのロゴを入れてもらいました

    そして図面が完成!!

    試作品ができ、制作時間と費用がわかり見積もりを見ながら、なんとなくの本数を出しました。

    一つ大きな問題ががありました。“素地のバット”という点です。

    木の木目を生かしたバットは、売っているし、簡単に手に入るもの…と思っていたのですが

    素地となると、あくまで木を削っただけのバットで、

    メーカー名、商品名、コーティングが一切されていないもの

    ‥‥‥?‥‥‥そんなもの、そもそもないな‥‥‥

    日本でバットを作っている数社に相談をしたところ、特注ですよ

    返事が返ってきたのです。

     

    また気持ちが萎えかけた頃….

     

    なんとか出来そうなところを紹介してもらいました。

    力になって頂いたのは、SSKのカープの担当者様でした。

    いろいろわがままを聞いていただき、本当にありがとうございました。

    無理をお願いして、特注バットを先に3本だけ用意してもらい、

    各所で確認、そしてGOがかかりました。

    ※3本でも天然の木なので木目が全て異なり、1本1本の表情が違います。

    バットの素材は天然木です。同じように見えてそれぞれが違います。

    バット自体も工業製品ではないので1本1本が微妙に違います。

    その違いを職人の技と技術で調整をしてこのミルは作られています。

    いろんな人の協力のもとグッズとして皆様のもとへ届けることができます。

    ミルの心臓部-1
    ミルの心臓部-2

    ここからは木工加工の様子

    こんなバカバカしい商品なのに

    全てが『MADE IN JAPAN』

    長年使えるので、木の部分の経年変化も楽しめます。

    本物のバットで、職人さんが1本1本丁寧に作ったペッパーミル。

    贅沢な作りになっています。

    飾ってもよし、使ってもよしなので

    一度手に取って見てはいかがですか?

    あとは皆さんのパフォーマンスにかかっています。

    面白楽しく披露して、みんなの話題と笑顔を独り占めしてください。

    「バット型ペッパーミル」は、1月28日(土)10時00分より受付開始となります!

    お値段は55,000円

    数量限定30点です!みなさまからのご注文お待ちしております!

top